無農薬・無化学肥料栽培のオリーブから作られる驚異的低酸度で限定品!
シエナの南。波のような丘が続くヴァル・ディ・キアーナ(キアーナ渓谷)。フランコ・バルディのオリーブ農園はペトロイオという小さな村にあります。ワインで有名なモンタルチーノ、モンテプルチャーノ、そして、世界遺産として知られるピエンツァからもすぐ近くです。
農園はフランコ・バルディの夢と情熱の結晶です。ピエンツァに生まれ、プラートの繊維工場で勤め上げたフランコが、故郷に近いペトロイオで、廃屋と完全に耕作放棄されたオリーブ園を手に入れたところから彼の物語が始ったのです。今では隅々まで手入れが行き届き、廃園だったことなど想像もつきません。
農園で栽培されているオリーブは約6,000本。中には樹齢約400年の古木もあり、すべて無農薬,無化学肥料で大切に育てられています。オリーブは手摘み、場所によっては機器を使って収穫しています。2018年からは念願の自社搾油所で搾油しています。贅沢なことに、この自家搾油所は自家農園のオリーブだけを搾っています。年間約10,000本の限定生産です。
イタリアのオリーブオイル界では「オリーブと会話する男」と言われるフランコ・バルディももう70代半ばを過ぎました。ここ数年は娘婿のパオロ、孫のアンドレアの存在も大きくなってきています。
天候不順による作柄不良が続く中、いつものように低酸度のオリーブオイルを作り続けていけるのもこの3人のチームワークあってこそだと思います。これからもバルディ・ファンを楽しませてくれオリーブオイルが期待できそうです。