受賞歴多数!タジャスカ種オイルの最高峰を目指す。
リグーリア州と言えばタジャスカ種。遺伝子的には500もあるとされるイタリアのオリーブの中でも、指折りに有名な品種です。クセのない滑らかな香味から、イタリアはもちろん、世界中のオリーブオイル好きに好まれています。
1962年にジョヴァンニ・カッシーニが設立したフラントイオ(搾油所)は、現在は息子のパオロに引き継がれ、地品種タジャスカに向けた愛情と、今日の技術革新に力を注いで優れた最先端の搾油機を導入しました。パオロ・カッシーニは小さなオリーブオイル生産者ですが、リグーリア州では主流だった伝統的圧搾法(石臼粉砕、ディスク圧搾)を廃し、いち早く最新の搾油機を導入したことでも知られる生産者です。
自家オリーブ農園も10ヘクタール持っており、約2000本のタジャスカ種を栽培しています。通常は12月から3月にかけて黒く完熟させて果実から搾油する生産者が多い中、パオロ・カッシーニは11月・12月に未完熟の青い果実を収穫・搾油します。タジャスカ種特有の甘い芳しい香味を基調としていますが、他のタジャスカ種にはあまり見られない草の香りを感じさせます。
2019年にオリオテーカで人気だった「シャッパウ」と同じ生産者ですが、ワンランク上のライン「エクストレムン」は、澄んだ輝く緑と黄金色で、より洗練され香りや味わいが豊かになった極上のオイルです。これからも常に感動や喜びを与えることのできる、個性的でユニークなタジャスカ種のエクストラヴァージンオリーブオイルを生産するのが目標というパオロ氏です。
「エクストレムン」はラテン語で、挑戦・賭け、という意味です。
タジャスカ種で到達できる最高レベルのオイルを目指す、という生産者の決意の表れです。