プーリア州に根付いたフランス・プロヴァンス地方から伝えられた地品種。
デ・カルロ家のペランツァーナ種はひときわ華やか、シンプルな料理を彩ります。
17世紀から続く老舗オリーブオイル・メーカー、デ・カルロ家。夏の水分不足を補うため独自の灌漑設備を整え、搾油機メーカーと共同で搾油機器の改良に取り組むなど、世代を越えて受け継がれてきた伝統に甘んじることなく、数々の新たな試みで、品質の高いオリーブオイルを作り続けています。プーリアのオリーブオイルの高品質化をリードしてきた先駆者と言っても過言ではありません。
約120ヘクタールの広大な農園では、オリーブにとって理想的な水はけのよい石灰岩質土壌で、プーリア州を代表するコラティーナ種のほか、様々な品種が栽培されています。このペランツァーナ種はフランス・プロヴァンス地方原産。18世紀、ブルボン朝時代のフランス人によってプーリア地方に持ち込まれ、プーリア州北部、フォッジャ県を中心に定着した品種です。ペランツァーナ種のオリーブオイルはやや苦味の立った個性的なものが多いのですが、どちらかと言えば、やや地味で玄人好みのオリーブオイルといった印象です。
デ・カルロ家は、このペランツァーナ種から、一際フルーティで、シャープな味わいのオリーブオイルを作り出しています。他のペランツァーナ種にはない華やかなオリーブオイルです。この華やかさを堪能するには、シンプルなお料理に合わせるのが一番です。プーリア特産のブッラータチーズにたっぷり、アスパラガス、グリーンピース、インゲン豆などのボイルにたっぷりと振りかけてみてはいかがでしょうか。絶妙なバランスで料理を引き立ててくれます。