まろやかで天然のミネラルが豊富!シチリア島トラパニの天日海塩。
原材料は海と太陽と風。自然のサイクルの中で作り継がれるシチリアの天日海塩。
シチリア島。トラパニからマルサラにかけての海岸線には大小様々な塩田が連なります。一番有名なのはモティアのエットレ・インフェルサ。スケールの大きな塩田は壮観ですらあります。
モティアと比較すると、トラパニ・サーレの塩田はまことに控えめな小さなものです。場所はトラパニ寄り。正確に言えば、赤ニンニクで有名な村、ヌビアです。エリチェの丘から見下ろせばすぐ下に散らばる小さな塩田のひとつです。
トラパニ・サーレでは、トラパニとエガディ諸島(ファヴィニャーナ島、レヴァンツォ島、マレッティモ島)を結ぶ海域の澄み切った海水を、WWF(世界自然保護基金)が管理する自然保護区の中の自社塩田に引き込み、紀元前から変わらぬ製法で天日海塩を採取しています。今でもまだほとんどの工程を手作業で行っていると言います。
シチリアの青い海、苛烈な太陽、熱い風。海水は、4つの区画に区切られた塩田をで、徐々に塩分濃度を高めていきます。採取される海塩はトラパニの人々が長い歴史を、通して作り継いできた結晶そのものです。
フィーノ(細粒・写真右)は、仕上げ用、サラダ用として使える小粒ですが、パスタの茹で塩、調理にも使える万能タイプ。グロッソ(粗粒・写真左)は、パスタの茹で塩、調理用に思われがちですが、トラパニ・サーレのグロッソはそれほど大粒ではないので、 ステーキなどに添えてもいい味を出します。
フルール・ド・セルはその名の通り塩の花です。すべての条件が揃った時だけ、塩田に浮かぶ最初の結晶を手作業で採取した特別な塩です。
われわれがオリーブオイルを選ぶ時に重視してきたことの一つに「誰が何処で作っているか」という基準があります。口にするものである以上、モノのバックグラウンドが確かなものでなければ扱えません。その意味で言えば、このトラパニ・サーレの海塩は自信をもってご紹介できます。オリオテカの美味しいオリーブオイルとご一緒にお試しいただきたい海塩です。